丹後100kmウルトラマラソン2019のエントリーが始まっています。
私は昨年秋からサブ4を4回連続安定して達成しだしました。
その秘訣は丹後ウルトラマラソンを走ったことにあるかもしれません。
丹後ウルトラマラソンは夏明けの9月中旬頃に毎年開催される大会です。
100kmと60kmの部があります。
私は初めてのウルトラマラソンで100kmは走り切れそうにないので60kmの部を走りました。
そのための練習は暑い夏にするしかなく、練習方法を今までとは変えました。
それが功を奏したのか、秋からのフルマラソンの快走につながりました。
丹後ウルトラマラソンは山陰海岸ユネスコ世界ジオパークの大変景色の良い中を走り、街を上げての応援も嬉しい素晴らしい大会です。
京丹後ウルトラマラソンのエントリー詳細と、昨年走った完走記を紹介します。
初めてのウルトラマラソンのご参考にしていただければと思います。
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丹後100kmウルトラマラソン2019のエントリー|サブ4への近道?
京丹後ウルトラマラソン2019はエントリーが始まっています。
開催日:9月15日(日)
100km 4時30分スタート 定員2600名
60km 9時スタート 定員1400名
エントリー締切:7月31日
会場
会場はアミティー丹後
100kmの部はここがスタート&ゴールとなります。
60kmの部はここから送迎バスで久美浜のスタート地点へ向かいます。
コースマップ
丹後ウルトラマラソンはこのように海岸線を中心に走りますのでとても景色がいいです。
高低差は400m以上
途中何度も峠を越えます。
これが、半端ない坂なので一気に体力を奪われます。
その分、上り切った後の景色は素晴らしいですよ!
ゴール地点
丹後ウルトラマラソンは制限時間100kmの部は14時間、60kmの部は9時間30分。
多くの方がゴールする頃には暗くなってきます。
ライトに照らされながらのゴールシーンになる人が多いです。
ゴール前からは薄暗い中を大勢の方が応援して下さります。
フルマラソンとは別物の感動と達成感が味わえます。
丹後ウルトラマラソン完走記(2018)
京丹後ウルトラマラソン60km部に初めて挑戦してきました。
フルマラソン以上の距離を走るのは初めてです。
伸び悩みのフルマラソンのために、エントリーしてしましました。
丹後ウルトラマラソンは9月半ばの開催なので、暑い夏場に頑張って走りこむしかないです。
よりによって昨年の夏は記録的猛暑!
もう、早朝くらいしか運動は危険なほどでした。
前日受付と前泊
自宅から当日行けなくもないですが、家族旅行を兼ねて夕日が浦温泉へ。
途中大好きな伊根の舟屋へ寄りました。
3度目くらいかな。
来るたびに、お洒落なカフェが増えていっていますが舟屋はそのまま保存されています。
伊根の舟屋から丹後ウルトラマラソンの会場までは車で1時間程度。
前日受付を済ませたら、今日の宿泊施設である夕日が浦温泉へ。
いい温泉と食事でしたが、ウルトラマラソンを明日走ると思うとお酒も控えめに。
すこし、憂鬱でした。
朝5時半に起きると、すでに100kmのランナーがホテル前を走っていきました。
何分見ていても途切れない列。
当日の朝は早く出発するので宿の食事時間では間に合わない旨を伝えると、なんと朝6時からお弁当を部屋に届けてくれました。
この事からも、町をあげて丹後ウルトラマラソンを走るランナーを応援して下さるのがわかりました。
レースの紹介
60kmの部は久美浜公園からスタートします。
走り始めて数キロで歩道の走行を指示されます。
スタート&ゴール地点など主要個所は交通規制が入りますが、それ以外は規制されません。
だから、ランナーは歩道又は、歩道よりを走る必要があります。
スタートして数キロで急な登りにさしかかります。
歩道を走るうえに坂道で大渋滞。
いくらゆっくり走るウルトラマラソンでもゆっくり過ぎました。
上り切ると、ようやくペースが上がりだし、フルマラソンよりは少し抑えた全く息の切れないペースを刻みます。
余裕でした。
これ行けるんじゃないか?
と思った矢先に、七竜峠という難所に。
そのアップダウンはもう登山のようでした。
ほぼみんな歩く。
途中後ろを見下ろすと、まるで登山客の団体が歩いているようでした(笑)
それ急こう配の七竜峠を越えると目の前には日本海。
永遠と日本海を左手に眺めながら進みます。
景色はいいのですよ。
微妙なアップダウンと暑さが身体に効いてきます。
途中、エイドが豊富なのはありがたいです。
食べ物から飲み物頂きながら走ります。
ウルトラマラソンは長時間走り続けるので食事も必要になります。
栄養切れにならないように定期的にエイドで補給。
初めてのウルトラマラソンそんな甘いものではありませんでした。
とにかく長い、40km超えてからが長い。
途中で何度リタイアを考えたことか?
でも、リタイアするには沿道を移動して応援してくれる家族に伝える必要がありました。
携帯電話はおいてきたので連絡するには公衆電話のみ。
今時、公衆電話なんてないよな、なんて走っていると結構な頻度で公衆電話が見つかる事に驚き。
そのたびに、次の公衆電話まで走って電話しよう。そればかり考えて走っていました。
その中、大エイドがある、丹後庁舎前で家族に遭遇。
もうリタイアすると伝えると、何言ってるの!ここまで来たら這ってでもゴールせんとあかん!と言われ背中を押されました。
リタイアという甘い選択肢がなくなったおかげでそこからのラスト15キロはしっかり走れました。
ゴールが近ずくと沿道の応援が増えてきます。
両脇にすごい人。
皆さん、お帰りとたたえてくれます。
足は限界でした、でも歩くわけにはいかない。
ラスト1キロの大声援をしっかり走り切るとライトアップされた感動のゴール!
これほど感動することはありませんでした。
走り切った充実感とに浸るのと同時に、ゴールへたどり着いた一緒にランナーの皆さんが神々しく見えました。
それほど頑張らないと走り切れない。
ウルトラマラソンもいいものです。
長々と失礼しました。
丹後ウルトラマラソン完走記でした。
続いて、ウルトラマラソンがサブ4達成へ与えた影響について紹介します。
ウルトラマラソン後にサブ4が安定して達成できた理由
私は、3年ほど前に初めてサブ4を達成してから足踏みして2度目の達成まで3年かかりました。
足踏みしているときに、練習方法を変えてみようと思いました。
ちょうどいい機会に丹後ウルトラマラソンにエントリーしたのを機に、ひたすらゆっくり長く走る事にしました。
今まではキロ6分程度で10kmを毎週末土日に走っていた程度でしたが、これを15キロから20キロにして逆にスペードはキロ7分前後までゆっくりにしました。
夏場が猛暑と言う事もあり、その練習はちょうど良かったのですがウルトラマラソンでは苦戦しました。
そのごも、ゆっくり長く走る練習を繰り返したら秋の大阪マラソンで3年ぶりサブ4達成。
30キロ以降の足の持久力向上を実感しました。
その後も京都マラソン、能登和倉万葉の里マラソン、四万十川桜マラソンと4連続サブ4達成です。
持久力だけではありません。
スピードもつきました。
ハーフや10kmマラソン、ほとんどキロ5分切りを達成。
今までいくら頑張っても達成できなかったキロ5分の壁。
全てが魔法のように達成し始めました。
理由は、長い距離を走る事によって足が出来上がった事が大きいと思います。
スピードを出せば疲労もたまりますし、ケガもしやすい。
ゆっくり長く走る事は疲労をためずに、持久力をつける。
長時間の運動への持久力もつきます。
スピード練習はほぼしていません。
ハーフマラソンと10kmマラソンの大会がスピード練習でした。
これだけでサブ4達成が安定しだしたのは不思議ですが事実です。
そのきっかけは丹後ウルトラマラソンだったのかもしれません。
サブ4を目指す方、一度試してみてはいかがでしょうか?
少しでも私の経験をランナーの皆様に共有して役に立てれば嬉しいです。