マラソンはウェアを着て走るだけなので比較的お金がかからないと思われがちです。
しかし、よくよく考えてみると実にお金のかかるスポーツです。
私自身マラソンを始めるまでは趣味はアウトドアやガーデニング程度でした。
マラソンはお金かからないからいい趣味を見つけたと思ってのめり込んでいくと実にお金がかかることに気づきました。
近年のマラソン大会の参加料値上げももちろん影響はしていますが、それ以上にかかる費用が多いです。
なぜ、たかが走るだけのマラソンにお金がかかるのかを考えてみました。
この記事を書いている私はマラソン歴6年。
マラソン大好きのサブ4を5回達成した程度の市民ランナーです。
自己ベストは3時間47分、50歳で達成しています。
昨年秋から4本連続サブ4と安定しだしました。
毎月2本はどこかのマラソン大会走っています。
只今サブ3マジで目指して練習開始です。
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マラソンにはぶっちゃけお金がかかるという話
マラソン大会の参加費値上げが相次いでいます。
もちろんそれはマラソンを走るにあたってかかる費用に直結はしています。
よくよく考えてみると、マラソンには参加料よりも他にかかる費用のほうが高いかもしれません。
そのあたりを考えてみます。
マラソンにかかる費用とは
マラソンを始めるとシューズ、ウェア、キャップ、GPS時計などがまず欲しくなります。
- シューズ1万円から15,000円
- ウェア、上下で数千円。
- キャップ、2から3,000円
- GPS時計、2から3万円
ざっくりこれだけでも、5万円6万円かかります。
さらに、シューズは走る頻度にもよりますが、1年おきくらいに買い替える必要もあります。
ウェアも冬の練習用ウインドブレーカーや手袋、ネックウォーマーなどなど必要になってくるものがどんどん出てきます。
これに、マラソン大会の参加料と交通費、さらには遠方になれば宿泊費がかかってきます。
仮に、都市型フルマラソンを宿泊して参加すると、
- 参加料、15,000円
- 交通費宿泊費、1万円から15,000円
- 食費別途
ざっくりですが、1レース走るだけで3万円を超える出費になります。
遠方へ行けばもっとかかりますね。
特に都市型マラソンは前日までしか受け付けできないので、自宅から通えても2往復の交通費がかかります。
本当に趣味とはいえ冷静に考えるとマラソンにはお金がかかる事を感じます。
マラソンにお金をかけない方法
マラソンにはお金はあまりかけたくないと誰もが思います。
レースへの出場回数を絞るのが一番簡単ですが、マラソン好きの方ならやめられないのが本心でして、、、
それならば、一番ネックになっている交通費と宿泊費をかけないようにすることは一番節約できます。
自宅から日帰り圏内のみを走るだけでおよそかかる費用は半分以下に抑えられます。
私自身も、できるだけこの方法をやっています。
幸いにも我が家から日帰り圏内では多数の大会が開かれていますので助かっていますが、そこにも問題点があります。
マラソン大会の日程が近隣で重なる問題
自宅から30分とか1時間以内で走れるマラソン大会は多数あります。
できるものならそれを優先して走りたいです。
費用の面でもそうですし、ラン後家に帰るのが楽ですので自宅から近い大会は重宝します。
しかし、そこにマラソン大会の日程問題があるのです。
多くのマラソン大会は自治体が主体となって計画されていることが多いですが、気候的な問題、自治体の都合などかもしれませんが何故か近隣地区で同一日に開催されるマラソン大会が多いです。
1週、2週ずれているだけで双方参加できるはずが、同一日開催でどちらかに縛る。
そして、やむなく遠方の大会へ走りに行ってしまう。
この矛盾何とかならないものでしょうか?
私の過去の記事にも書いていますが、私の住む関西地方でも人気大会が嫌がれせかと思うほど重なって開催されます。
こちらのマラソン大会記事内にでも少し触れています↓
関西地方のフルマラソンでもこれだけ日程が重なっている
関西地方の有名なフルマラソンだけでもこれだけ重なっています。
大会名 | 開催日 | 抽選発表 |
福知山マラソン | 11月23日 | 先着順 |
大阪マラソン | 12月1日 | 6月下旬 |
神戸マラソン | 11月17日 | 6月18日 |
奈良マラソン | 12月8日 | 先着順と抽選 |
大会名 | 開催日 | 抽選発表 |
京都マラソン | 2月16日 | 10月上旬 |
泉州国際マラソン | 2月16日 | 11月中旬 |
姫路城マラソン | 2月23日 | 9月下旬 |
丹波篠山ABCマラソン | 3月1日 | 先着順? |
フルマラソンの場合は2週連続は厳しくなるので、2週は空けないと厳しいですから、抽選などで当たってしまい2週連続参加の人よく見かけます。
だって、その大会のTシャツよく着ているのですぐわかります。
上記に上げた関西のフルマラソンはほとんどが日帰りで参加できるほどですし、できるものならいくつかは走りたい。
でも、日程が重なっていてやむなく、遠方へ参戦するという悪循環です。
ハーフマラソン以下になりますともっとひどくなります。
例えば同一県内の隣町同士で同じ日開催なんてよくあります。
県境をまたいでいても、移動時間にして30分圏内のところで同一日開催も多いです。
このあたりの問題を、本当は誰かが采配しないともったいないですね。
上手く日程をばらけさせれば、定員割れも防げるかもしれませんね。
学生の長距離種目もお金がかかる
我々市民ランナーのマラソンでもお金がかかりますが、高校生や大学生などでも上位に行くほどお金がかかります。
陸上部というとお金がかからないイメージかもしれません。
しかし、ぶっちゃけ野球並みにお金かかります。
シューズ等の数か月おきの買い替えはもちろんですが、問題は遠征費。
記録会、大会など例えば5000mを1本走るだけに宿泊を伴う遠征までします。
なぜか?
地元だけじゃ競争相手がいなくなるからです。
なので、日体大記録会とか大盛況ですよね。
あれ、全国からタイムを出すためだけに学生が走りに来ています。
夏のホクレンディスタンスとかもそうでえすね。
わざわざ北海道までタイムを出すためだけに走り行く。
それは同じレベルの選手がそろうことでタイムが出やすいからです。
このような記録会が毎週のようにどこかで開催され、それの伴う遠征費はバカになりません。
まとめ
この記事では、たかが走るだけのマラソンには実はお金がかかるということを考えてみました。
それでもランナーは走りたいものです。
でも、少しでもお金をかけないで走りたいのは本音です。
過去の記事でも紹介していますが、300円とか500円で走れる7キロとかの大会や、1,500円で走れるハーフマラソンもあります↓
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それは開催者の努力の賜物かもしれません。
それを無駄にしないためにも同一地区の日程調整は始めだしてほしいものですね。
そうなれば、我々市民ランナーの負担も減りますし、選択肢も増える、大会参加者も増える、いいことだらけじゃないでしょうか?