マラソン大会の参加費が年々高騰しています。
東京マラソン2020は10,800円から一気に16,200円と50%の値上げですから半端ないですね。
それに追随するように、各地のマラソン大会の大幅な値上げが相次いでいます。
もともと数年前からジワリとマラソン大会の参加費は上がってきていましたが、気づかない程度のものでした。
東京マラソンの50%値上げをうけて各地の大会が追随値上げラッシュです。
やはり東京マラソンの影響力は凄いですね。
ラグビーワールドカップ、東京オリンピックと相次ぐビッグイベントで警備費の高騰のが名目ですが、もっと方法はあるはずかと思います。
相次ぐマラソン大会の参加費高騰について考えてみたいと思います。
この記事を書いている私はマラソン歴6年。
マラソン大好きのサブ4を5回達成した程度の市民ランナーです。
自己ベストは3時間47分、50歳で達成しています。
毎月2本はどこかのマラソン大会走っています。
秋のハーフ90分切りと2年計画でのサブ3マジで目指して練習開始です。
マラソン大会の参加費高騰について思う事|もう過剰なサービスは不要
マラソン大会の参加費高騰が相次いでいますが、先日以下のようなニュースがありました。
楽しむには安全であることが絶対ですが、徹底し過ぎると費用がかさみます。このバランスが非常に難しいところです。
花火大会 警備費に悲鳴 観客増で対応限界…中止相次ぐ(2019年7月15日)|BIGLOBEニュース https://t.co/sm6b58kH2F
— チュウケイネクスト (@chukeinext) July 16, 2019
花火大会が警備費を確保できず中止が相次いでいるとのことです。
その数今年だけでも全国で20以上!
警備費だけの問題ではないようですが、年々観覧客も増え、マナーの問題もあり、安全に開催すること自体が困難にもなってきているようです。
事故が起きれば主催者の責任にされるし、安全第一を優先すれば費用が掛かりすぎる。
苦肉の策で、土日はあえて避けて平日の観覧客が来にくい日程で開催したりと、なんだか迷走気味でした。
マラソン大会の参加費高騰も他人ごとではなくなってきた?
花火大会の中止が相次いているニュースとその原因を見ていると、マラソン大会の参加費高騰も人ごとではない気がしてきました。
マラソン大会もどんどん都市型の大会が増え、開催するには膨大な警備費が必要なようです。
ランナーから参加費10,000円もらっても赤字が多いらしいですね。
スポンサーも募っていますし、パンプレットには企業名の広告が半数を占めているほどです。
それでも、赤字になるのですね。
マラソン大会の参加費高騰はやむを得ないえないといえばそれまでですが、本当に警備が足りなく、ボランティアが集まらなければ中止に追い込まれます。
近年中止になったマラソン大会もたくさん出てきています。
マラソン大会の参加賞はもういらない!
マラソン大会と言えば参加賞がつきものです。
各自治体が主催の事もあるためか競い合うように参加賞を用意しています。
ほとんどがTシャツ、タオル、完走メダルなどが中心ですね。
記念Tシャツ
何年も走り続けているランナーの本音で言えば、もう参加賞はいらないです。
私など、参加賞のTシャツは数えたことないですがタンスの引き出しに入りきらず、正直売るほどあります。おそらく100枚近くあるのでは、、、
大会名が大きく書いてあるので、日常には使い難く、マラソン練習時に着るくらいのものです。
タオルも、売るほどあります。まだタオルは日常使い出来るので消費して行っていますがそれでも保管に困るほどあります。
初めて参加する方など、欲しい方がいることも事実ですので有料販売で十分です。
時々有料販売の大会を見ますが、本当に欲しい方は結構購入されています。
大会公式パンフレット
出場者名簿の書いてあるパンフレットもいらないでしょう
誰が読みますか?
ネットの時代なので、ネットで閲覧できれば十分です。
参加者以外に非公開にするならパスワードで保護すればいいだけです。
完走メダル
これは、記念に飾っておけるので邪魔にはなりませんが、なくても何の問題もないです。
逆にメダルがもらえるのは高額参加費の都市型マラソン位のものです。
完走記録証
これも、もういらなくないですか?
ネットとスマホの時代です。
スマホに完走証が取り込まれたら十分です。
印刷したければ自分で家でする。
マラソン大会のゴール会場では何十台というパソコンとプリンターで記録証が印字されています。この機材の手配と、人件費だけでも膨大なものでしょう!
事実、完走証はネットで配信している大会も増えてきています。
参加案内の送付
これもいらないでしょう!
マラソン大会の申し込み者のほとんどがネット経由です。
それならば、参加案内はメールで十分です。
A4版で送付すると大口割引を効かせてもおそらく1通70円はします。
1万人に送付すれば送料だけで70万円です。
さらにパンフレットの印刷費用や封入作業費などいれたら数百万円になるのじゃないでしょうか?
これだけで警備員50人から100人くらい雇えませんか?
と思ってしまします。
注意事項や当日の会場の案内などはそのメールからネットで閲覧できるようになっていれば充分じゃないですか?
ランナーにとってもスマホさえ持っていけば全ての情報はいつでも確認できますので。
近年、スマホによる受付も実施されだしていますね。
もちろん、今でも郵便振替での申し込みが必ずと言っていいほどマラソン大会では行われています。
ネット環境を持たない人、PC,スマホを持たない人ももちろんおられます。
その方だけ、プリントしたものを郵送すればいいだけだと思います。
まだまだあるマラソン大会参加費高騰の原因
参加賞など参加に関する無駄を述べてきましたが、まだまだマラソン大会参加費の高騰の原因となる事もあります。
過剰なエイド
エイドも、年々エスカレートしていき、マラソンのコースよりエイドが売りになっている大会があるほど過剰気味です。
都市型マラソンなど、2.5kmおきにエイドがあったりします。
夏の大会であれば必要かもしれませんが、冬の大会にはまず不要です。
真冬の大会のスタート3km地点で給水があったり、これ誰も使わなくね?と思う事よくあります。
給食についてもそうですね。
最低限の、エネルギー補給が出来るもので十分です。
人気大会をまねてどんどんエスカレートしているのを感じます。
ボランティアスタッフのウェア
知人が大きな大会のボランティアに何度か参加したのですが、毎年その年用のデザインのウインドブレーカーとキャップがもらえるとの事です。
ボランティアは無償でお手伝いをしてくださるのでお礼としては仕方ないのかもしれませんが、毎年新デザインの新品は無駄すぎます。
知人がもらったウインドブレーカーとキャップどう安く見積もっても製作費1,000円円以上はするのでは?もっと高いかもしれません。
1,000円としてボランティアを仮に5,000人とすれば、500万円です。
使いまわしはクリーニング費用を考えると新品の方が安くつくのかもしれませんが、ウェアではなく、腕章などでも十分です。
まとめ
マラソン大会の参加費の高騰が続いています。
東京マラソンが大幅値上げをしたことで多くの大会が追随していますし、しばらくはこの流れも続くのかなという気はします。
その中でも30回、50回という歴史のある大会は何年も参加費据え置きで見事に運営されています。
近年始まった数回の都市型大会ほど華やかはないかもしれません。
しかし、そこにはマラソンを走って楽しむには十分すぎる配慮はあります。
このような大会は、本当に給水ひとつにしても5kmおきだけであったり、給食なんてフルマラソンの後半だけ、バナナのみ。みたいな感じですが十分です。
ランナーであれば過剰なサービスは嬉しいですが、本当に満足感を味わうのは苦しいマラソンを走り切れた時です。
それだけで十分なのと思います。
マラソン大会の費用はもはやハーフでも5,000円、フルになると1万円越が当たり前になりつつあります。
そんな中、歴史のある大会(第○○回)といった表現の大会は比較的費用は据え置かれていることに気づきます。
一方、値上げが相次ぐ大会は歴史が浅く、第○○回とは表現せず、○○マラソン2020みたいな表現がおおいです。
東京マラソンばかりに追随するより、もっと歴史のある大会をまねて追随してほしいものですね。
そんな私は値上げされても走り続けますが、、、
安い方がありがたいのは本音です!
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